【2】友達探し

○Pさん:2*/バイリバ/フリー/普通体系/スポーツインストラクター

「私も最近、男性との合コンに参加してるんだよ」
そう、私の近況報告をした。

「どこまで本当の情報かわからないんだけどね、ビアンのサイトから30代のYさんという女性と知り合ったの。その人に『男性と付き合ってごらん』そうメールで言われたのだけど、今まで男性の事を好きになることはなかったので、最近はほとんど男性を恋愛対象として意識して無かったんだ。だから、その声かけがとても新鮮な経験で、最近合コンに行ってみるようになった。」

P:「え、その人ってネカマ(女性になりすまして書いている男性)じゃないの?」

「そうかもしれないw。Hな画像も送ってくるwあとね、白黒の映画と。」

P:「Hな画像って、どんなどんな?わーこれはでも・・・拾い画ではなさそうにも見えるね。その人とは会ったの?」

「会ってないよ。メールだけなんだけど、木曜にねスイミングに行っているらしく、そのスイミングが終わったあとに友人たちと座談会をするんだって。その座談会中にだけ、メールしてくるの。不思議な人でしょ?」

P:「なんで座談会中なのw座談会中に人の話聞いてないってこと?w」

「そうじゃないかなw」

当時の私は、このYさんの影響を受けて実際、リアルのノンケの友人に紹介してもらい、毎週のように合コンに出かけていた時期だった。
しかし、そこで出会う男性陣の印象は全く残らないのに、
自分と一緒側の席に座っている、初めて見る女の子ばかりを気になってしまう自分に気付くのだ。

「この時は、さすがに自分は『ビアン』だと思ったw」
そう話をしたら、彼女も多いに共感をしてくれた。

こういう話をして、彼女と盛り上がっていた。

彼女はビアンのコミュニティやオフ会にも積極的に参加をしていると言っていた。
そして、そこで出会った人とも多くメールをし、たびたび出かけていると言っていた。

私は、初めて出会ったビアンのHさんとの話で、
コミュニティの印象が、「とても狭い世界」だと感じていたので、
このPさんにも誘われたけれども、入り込む勇気が無かった。

その狭い世界で、自分はやっていく自信がなかったのだ。
その一番の理由が、私は自分という人間をすぐに、人にわかりやすく表現することができないことを知っていた。
自分優先で1人走りきるタイプの性格ではなく、
周りを気遣って、いろいろと盛り上げ側に回ってしまうところがあった。
だからコミュニティに入っても、自分の目的は達成できないと思っていたし、
自分の考えに似た女性も、もしかしたら、そのコミュニティにもいないかもしれないと思っていた。

こんな私が狭い世界に入っても、自分自身は埋もれてしまうだろう。
ならば、広い世界から、いい出会いを探してみようと思っていた。

Pさんは、どんな目的でコミュニティに属しているのだろう。
居酒屋の薄明りの中で笑う彼女の顔には、自分と同じ目的を持っているようには思えなかった。
ただただ、彼女は明るく朗らかだった。

そして彼女とは、さっそく次に会う約束をとりつけてこの日は別れた。


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