【4】友達探し

○Pさん:2*/バイリバ/フリー/普通体系/スポーツインストラクター

彼女とのドライブでは、一緒に水族館へ出かけた。
水族館へ行くことは彼女も同意をしてくれて行ったのだけれども、
着いて、魚を見る彼女は、あまり楽しそうではなかった。

車の中で、私がしてしまった「ビアンの友達」についての話題以降、彼女は元気がなかった。
無理もない。

楽しい雰囲気を壊してしまい申し訳なくて、私も少し反省し、
何とかいろいろな話題を振って、彼女に元気がでるように話しかけた。

私は魚が好きだった。
水槽の中の魚を見ると、活発で小さな水槽の中でもいきいき泳いでいる魚や、
死んだような目でぷかぷかと何を見て泳いでいるのかわからない魚など、少し人間界の縮図を見ているように感じるのだ。
私は海中には潜ったことはないけれども、
自分の知らない場所で、知らない世界が展開されていることを、想像して水の流れを感じるのが楽しかった。

彼女にその話をしたけど、私の心中の話はあまり興味が無さそうだった。
何度か、歩いている間に彼女に、私の体が当たった。
恋人でもないのにこれは良くない、と思いできるだけ離れて歩くようにした。

「水族館、好きじゃなかった?」

P:「ううん。面白いよ」

「そう?」

P:「ねぇ・・・」

「?」

P:「ビアンの友達を作るときにセクについて考えたことある?」

「えっと、タチの人はちょっと話しづらそうだから、ネコの人がいいなと思ったけれど」

P:「そっか。私、ネコなのかな?」

「?」

スタスタと歩いていく彼女の後ろ姿に、
彼女は本当のセクはタチ寄りだったのかな、と頓珍漢な思いを抱いていた。

あとでネットからの情報で知ったのだけど、
ビアンが友達を作る際にはセクシャルに注意した方が良いそうだ。
なぜかというと、タチ×ネコだと、カップルを作るようなものだから。
お互い需要の少ない同性愛者の世界で生きる者同士、
関係の浅いタチ×ネコだと、恋愛関係に転がりかねない、相手に期待させかねない、と。

そんなことは全く頭にもなかった私は、
彼女にこんな思わせぶりな態度を取っていることに気付くはずもなかった。

結局、彼女はその日一日中、何かを考えている様子だった。


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