【6】友達探し

○Pさん:2*/バイリバ/フリー/普通体系/スポーツインストラクター

バドミントンは、何回かラリーを繰り返している内に

P:「勝った!」

と彼女が両腕を高く上げた。
彼女は、得点を数えていたらしい。
私も彼女も、相当な打ち合いをしていたので、かなり疲れていた。
お互いに、息を整えるのに時間がかかった。

そして唐突に、彼女はラブホに行きたいと言いはじめた。
もしかしたら、
勝ったら言おうと思っていたのかもしれない。

「え?シャワー浴びたいの?」

P:「それだけじゃないよ」

私は体の関係は、迷わず断った。
まだ付き合っていない女の子と寝るつもりはないと言った。
と同時に、友達の終わりも予感した。

P:「なら付き合えばいいじゃん」

と彼女は言った。

P:「本当は前回言おうと思っていたんだけど、友達を探してるって言うから悩んだ」

この言葉に、私は少し悲しさを感じた。
なぜ私の気持ちを知って、押し進めたのだろうと。
でも反して私は、彼女の気持ちさえ見てなかったのだけど。

まだ会って3回目だし、彼女のことを恋人のようには思えなかった。
第一、今回のバドミントンのような毎日がやってくると想像したら、私は難しいかもしれない。
「ありがたい話だけれど、私は気持ちに答えれない」

彼女は確かに可愛いい人だった。
でも、今までしてきた恋のワクワク感が、私に全くなかったのだ。
キスしたい、触りたいと思うことができなかった。
友人関係の感覚で、それ以外何でもなかった。

Hさんを思い出した。
彼女の世界観は、私が知らない世界観だった。

Pさんはどうだろうか、私はこの人と、この人の世界観を楽しむことができるのだろうか。

P:「私たち、友達は無理だと思う」

「なぜ無理だと思なの?友達から、ゆっくりはじめない?」

P:「Feelはなぜ、そんなに友達にこだわるの?」

私は答えることができなかった。
友達って、なんだろう。
私は、いったい何を求めているのだろう。

私は…私は、失うのが恐いのかもしれない。
私を知ろうとしてくれて、一緒に遊びに行ける存在を失うのが。

その日は、そのまま帰った。
彼女は明らかに不機嫌だった。

翌日、彼女から朝早くメールがきた。

P:「昨夜、別の彼女ができたから、ごめんね」

と。
私とわかれた後に、
コミュニティ関係でメールをしていた人から、別の出会いを見つけたのかもしれないし、
彼女が、自分の心情に耐えられなかったのかもしれない。
私も感謝と謝罪のメッセージを送った。

その時には、まだ彼女と付き合おうという決心を持つことはできていなかったのだけれども、
恋人を得損ねたことに、軽い寂しさを感じた。

彼女だけじゃなく、
当時メールを交換していた人の多くが、恋をものすごい勢いで探しているように感じていた。
でも相手は皆「友達を探している」、そう言っていたのだ。
おそらく、Pさんの最初のメールもそうだった。

友達って、なんだろう。

私は、当時の日記に思いを書きなぐっている。


広告



にほんブログ村 セクマイ・嗜好ブログ 同性愛・ビアン(アダルト)へ
にほんブログ村
↑ 他のビアンの方々のブログも、
良かったら覗いてみてください。
スポンサーリンク