【3】年下の子との出会い

Kさん:19/フェムネコ/フリー/細見/医学生

過去の恋愛を含め、同年代との付き合いの経験だったので、年下の子とコンタクトを取るのは新鮮だった。

 

当時の私は多くの人とメールを交換していたけれども、
メールをしている人と、突然メールを断つことはほとんどなかった。
おそらくあの感覚が、「友達」だったのだろうと思う。
掲示板への書き込みについては、1回の投稿の息は長く、新しい人からも切れ目なくメールは来ていた。

 

この女の子に会う数日前に、私は別の年下の女の子ともメールをし、
実際に会っていた。

少し姉ご肌の、文学部に通う大学生だった。
会って話をした感じでは、自分にとって友人関係にいい子だと思っていたところだった。
この文学部の子を、年齢も近いし、Kさんに紹介するいい機会だと思った。
まずは文学部の子に連絡をした。

「紹介してみたい子がいるのだ。私が連絡をとった子なのだけど、良かったら3人で会ってみない?」

そして私と文学部と、そしてKさんの3人で会う会を設定した。

 

 
Kさんと文学部は、大変気が合ったようだった。
Kさんは、文学部の子にも堂々と手首の傷のことを話せていた。

文学部の子は「もう二度とそんなことはさせない」そう、私たちの目の前で言っていた。

Kさんも驚いていたけど、嬉しそうだった。
そしてこの時に私は気付く。
「あ、私に年齢と引き換えに無くなった物は、この勢いだな」と。
熱意というか、心強さというか。
将来のことをあまりにも考えてしまい過ぎて、恋に手を出せない臆病ものになってしまっている。

 

彼女たち2人はこの日に付き合うことになった。
私が初めてキューピットになった瞬間だった。
そして私は、その後メールで出会ったビアンたちのキューピット役を2組分こなしている。

彼女たちは、今どうしているかわからないけれども、
素敵な年齢を重ねてくれていたらいいなと思う。
私も、この時にたくさんのことを勉強させてもらった。

 

 

恋愛とは人に大きな経験をさせてくれて、大きな成長をさせることができるものだ。
様々な立場の人の傍で、相手の価値観に触れながら、
自分が経験したことのない世界を見ることができる。
その恋愛には、必ず始まりのきっかけがある。
このきっかけは、自分で気づくかもしれないし、自分ではなかなか気づくことができないこともある。

でも、思い出したときにきっと気づくはず。

「自分がなぜ相手に惹かれているか、その理由を」

その理由を思い出すだけで、私は今の恋人と出会えた嬉しさで心が満たされる。
そして、自分がすべきことを考える。

 

 

 

当時の私は、
自分の思うタイプの女性になかなか出会うことができなかった。
おそらく、自分の好きなタイプがどのような人か、自分が理解していなかったからだろう。

自分の恋愛より、キューピット役の方が面白いかもしれないとも感じていた時期だった。

 

 




つづく。



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