【1】愛は時として脅迫

Iさん:32/フェムネコ/独身/普通体系/教育関係者

新しい人とメールを交換し始めたときに、

「この人とはいったいどれくらいの期間でメールをしなくなるのだろう」

そう思い始めていた自分がいた。
初めは一度に来ていたメールだが、会った人ともメールは続いており、
自分がメール交換する人は徐々に増える一方だった。
そのため名前も、内容も、間違えたメールを送ることもでてきたため、
自分がもう会うことはないだろうと思った人には、断りのメールをし始めていた。

そんな中、
「真面目な人だな」
と、思う新たにメールをし始めた人がいた。
Iさんがくれるメールの文面を見ていてわかる、とても簡潔な文面。
メールは送られてくる時間も、内容も一定だった。
そして対外的な内容のメールで、話が次々に流れていく感じが大人な雰囲気を感じさせた。

会おうと決めたのは、少し住む距離が離れていた彼女が、
私の住む町にやってくるという話を聞いたからだ。

その時、彼女は彼女の新車で迎えに来てくれた。
大きな商業施設の駐車場が目印だった。
歩いてこちらに向かってくる姿を見て、全くビアンだとは気付かなかった。
見た目は、本当にそこら辺にいる女性だった。
メールでは、職業は事務員と聞いていた。
でも会った瞬間、「この人の職業は先生だ」そう思った。
立ち居振る舞い、そして

I:「行こうか」

そういった言葉の端々で、私は職業を感じていた。

「先生みたいですね」

私のこの言葉を聞いて、彼女は飛び上がっていた。

I:「正直に言うけど・・・」

そういって職業を教えてくれた。
彼女もまさか当てられるとは思っていなかったようだ。そして、反対に私の職業も当てられた。

「わかっちゃうものですね」

そういって、2人で笑った。
同じ系列の職種の人に、初めて会ったのだった。

「ポンさんとNaNaさんのブログって知ってますか?」

I:「知らない、誰それ?」

私が高校生くらいの時だっただろうか、それとも大学生になったばかりの時だろうか。
その頃は私が使っていたのは携帯だったのだけれども、
モバイルのサイトから、教師であるポンさんと、生徒であるNaNaさんというビアンカップルのブログを読んでいた記憶がある。
その頃は、『NANA』というミュージシャンの漫画が流行っていたから、きっとそこからハンドルネームを取ったのだろう。
『NANA』を懐かしいと思う人が、一体どれくらいここに訪れているかわからないけれども、
きっと同世代の人たちならば、一度は目にしたことがあるだろう。
【登場人物が、よく泣く漫画だな】私はそう感じた覚えがある。
だからだろうか、実は話のあらすじはほとんど覚えていない。

年上の人とお付き合いをしているNaNaさんを、大変大人びた雰囲気に感じていたし、
何より彼女が教師という、恋愛漫画のような恋をしている彼女の記事を、
当時は夢中になって読んでいた。
それに、裏ブログ?も作っていて、そこにはエッチな記事も多く載っていたから、そっちが目的だったかもしれない。
その思い出があったから、教育関係の人に出会えて、ちょっと嬉しかった。
Iさんは考えもしっかりしている人だし、いい出会いになるのではないかと密かに期待した。

結局、Iさんはそのカップルたちの話は知らないみたいだったのだけど。


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