【3】愛は時として脅迫

Iさん:32/フェムネコ/独身/普通体系/教育関係者

プリクラを撮った後には、ご飯を食べてドライブへ出かけた。

既に日が暮れていた。
素晴らしい見晴らし台があるということで、私が案内し、眺めと夜景を楽しんだ。

私は、こんな年上の女性と出会ったことは無かったし、こんなに多くの時間を過ごしたことが無かった。
同年代でする会話よりも、話に内容があって、引っ張って行ってもらっている感じがした。
その感じに、年上の人っていいな、そう思ったのだ。

その時に

I:「私と付き合えそう?」

彼女が夜景を見ながらそう言った。
唐突だったのでとぼけてみようかと思った。
そのころの私は、会ってすぐに付き合おうという展開に好感をもっていなかった。
しかも、私は年下ながらも一著前にタチであるプライドがあったので、恋愛に主導権を持たれる感じが、良く思えなかった。

「まだ会ったばかりなので、好きなのか、好きでないのかわかりません。でもIさんのことはいい人だと思います。なので、先ずは友達からお願いします」

そう返した。彼女は笑っていた。

「来週、会えますか?」

I:「もちろん!」

次に会う日を決めて、私たちはその日は別れた。

このタイミングで、恋人を見つけなかったら、
一体自分はいつ恋人を見つけるんだ?と自分によく問いかけていた。
数回のデートでお付き合いできないのであれば、何回目のデートでお付き合いできるんだ。

いや回数じゃないんだ、今までみたいに、心がワクワクしないんだ。
これは恋では、ないのだと思う。
じゃあ、恋するまで待ち続けるのか。
付き合った後で始まる恋も、あるんじゃないのか。

翌週18時の街合わせで会ったとき、彼女は口数が少なかった。
どうやら、日中は仕事だったようで、お疲れたっだようだ。

そしてお酒が入った。
すると、ものすごい勢いで愚痴がはじまった。
私は、正直なところ正直愚痴があまり好きではない。

現在の職場の人にも、事あるごとに愚痴を大きな声で言う人がいる。

みんなの心の声を大きな声で言ってくれるためか、その人自信は不思議と周りには嫌われていないのだが、
私はこういうタイプの人間は正直苦手である。
そこまで相手や物事を悪く言わなくてもいいと思っているし、
お互いに相手は相手の、
こちらはこちらの事情があると考えている。
愚痴を言いたい人の気持ちも、わからないでもないけれど、
イイ嬉しい話を聞くのは楽しいが、悪い話を聞くのはあまり楽しいものではない。

なので、なんとかこの愚痴を楽しい話に持って行けないかと奮闘するのだ。
しかし

I:「嬉しい話なんて面白くない」

そう彼女に一括される。
私の渾身の面白い話も、良かった話も一括された。
そのまま私は小さくなってしまい、会話少なく、ひたすら小エビのから揚げを食べていた。

彼女は完全に出来上がり、今度は私を口説き始める。


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