カミングアウトはもろ刃の剣に変わりない。

先日、このような記事を見ました。

 

 

最近、土日など休日になるとLGBTのニュースがyahooによく載っていることをお気づきですか?
これも見事な戦略ですよね。
時間があってネットサーフィンをしている人の、
考えるきっかけになることを期待しているのでしょう。

実際の効果はわかりませんが、大きな変化だと私は思っています。

 

さてさて、冒頭に載せた記事ですが、最後に、

前田さんは「LGBTは若い世代だけのことではなく、どの世代にも同じだけ存在しています。私と同世代の人たちも続いてほしい」と語っていた。

 

と一見カミングアウトを助長するかのような記載があったので、少し私の考えを書いておきます。

 

 

タイトルに「カミングアウトはもろ刃の剣に変わりない」と書きましたが、
私はそう思っています。
ただし、使うことができる立場になり、かつ、使い方を知っているならば、
自分もまわりも助けることができる、「モーゼの杖」になるかもしれません。

つまり、使う時期でないならば、早まってカミングアウトをする必要はない、ということです。
彼が記事の中で、続いてほしいと言っているのは、

「同世代の人たち」

です。
50代とは、社会ではそれなりの地位にあるはずです。
その人たちに、向けて言っている言葉です。

 

なので、全ての世代が焦ってカミングアウトをする必要はないと、私は思うのです。
もちろん、カミングアウトをしてよかった!という人もいるでしょう。
ではその人は、何のためにカミングアウトをしたのでしょうか?
もしカミングアウトをしたい人がいるならば、あなたはなぜカミングアウトをしたいのでしょうか?

目的はなんでしょうか?

 

 

 

 

私がちょうど今の恋人と出会う前に、某女性ばかりの劇団出身のレズビアンのニュースを目にしました。

カミングアウトし、セクシャルを公表したのです。
当時、興味本位で彼女の経歴を検索してみたところ、良い評価がたくさん書かれていました。
こんな人もいるんだな、素晴らしい人がカミングアウトしたな、そう思っていると、
次に話題になった時には、ディズニーランドでご結婚という、一大イベントの渦中におられました。
堂々と結婚式を挙げられるとは素敵だなぁ、とまたまた検索したところ、
私は絶句しました。
彼女の良い評価は見当たらず、劇団員の時にあったのかなかったのか、黒い話や、
セクシャルを否定する話、結婚への批判。
否定の嵐に驚きました。
え?こんな人だったの?
と思わず思ってしまう、記事の数々。

そして、今現在検索してみると、悲しい過去の話の数々。
もちろん彼女自身が公開しているからこその話でしょうけれども、
彼女ほどの立場でも、このような状態です。

 

果たして、今ネットにある情報は彼女の全てでしょうか?

彼女は、ビアンでしかないのでしょうか?

 

 

あなたは、何を信じますか?

 

 

 

 

内容はともかく、ずっと変わらず声を上げ続けておられることについては、
私は彼女を尊敬します。
私には、顔を出すことすら勇気が無くてできません。
そして、そのあとにしたい明確な目標もないのです。
自分にできないことをされている彼女は、私はすごいと思います。

彼女のように、何があっても前を向いて活動してくださる人がいるからこそだと思うのですが、
今時代は随分と変わりました。
数年前は、職場にLGBTなんていう言葉は、聞こえもしなかったのです。
しかし今では職場研修があり、議会では必ず議題に上がり、学校では教育が行われ、海外のLGBTニュースも目につくようになり、NHKでは特集が組まれています。
一般の人の目にする機会は格段に増え、本当に時代は変わりました。

これは、率先して社会に問いかける人がいてくれたからこその変化です。
今の、また今からの世代のLGBTは、自然に隠れることができるいい時代になっていると思います。
彼女のカミングアウトの目的は、
十分すぎるくらいに、社会に大きな影響を及ぼしていると、私は考えています。

 




つづく。



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