【2】恋人目線で恋は生まれるのか

Gさん:28/フェムネコ/独身/普通体系/医療従事者

正面から見た彼女の顔は、想像以上に美系だった。
そういった表現は失礼かもしれないけれど、現在で言う神田沙也加さんの金髪姿にそっくりな感じだった。
金髪で、可愛いメイクをしていて、一見外人のようだった。

G:「驚いた?」

と言われたので、正直に

「ものすごく驚いた」

とぽかんとした顔で答えていたと思う。

G:「嫌いだった?」

「ん~好きとか、嫌いとかの前に、あまり見たことが無い恰好だからどう表現したらいいのかなと思っている。でも似合ってるよ。可愛い」

そう言うと彼女は喜んだ。

G:「Fell、百貨店に行こう」

そういう話になった。

百貨店は、商店街を通って行くらしく、彼女は歩きはじめたが急に振り返り、

G:「はい」

と私にハートがたくさんついた傘を渡してきた。

「え」

と思いつつ、渡された傘を持った。
日傘のような感じだった。
彼女は鞄から黒い蝶ネクタイをとりだして、親指サイズ、というのだろうか、小さな蝶ネクタイだった。

それを私の首に付けた。
赤いハートがぶら下がった紫の傘を持つ、蝶ネクタイを付けた私の出来上がりである。

G:「可愛いー!」

彼女はそう言って、鞄から四角いカメラを取り出し、私の写真を撮った。
カシャ、ジーっとカメラはフィルムを吐きだした。
ポラロイドカメラで、すぐに写真が出来上がった。
彼女はその写真を満足そうに鞄しまい、私から傘を受けとって歩き出した。

私は、すっかりあっけにとられていて、彼女が30メートルくらい先に行ってしまうまでぽかんとしていた。

そして気付くのだ。

私の周りに、数人の人だかりができていることに、
そして彼女を撮影しているらしきオタク?の人が、彼女を追いかけていることを。

こ、これは想像もしていなかった展開だぞ。

そう思いつつも、ちょっとワクワクしながら、さっそうと歩く彼女の後ろを追いかけた。


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