【4】恋人目線で恋は生まれるのか

Gさん:28/フェムネコ/独身/普通体系/医療従事者

 

彼女が着ている服に似た商品を扱うを店で、
彼女は、彼女と似た服装と雰囲気の人たちと話をはじめた。

最初こそもの珍しくて、彼女たちの話に入り、様々なパーツを眺めてみたものの、
私はここまで来るまでに疲れ切ってしまっていた。

 

最初に駅で沸いた興味の熱は既に落ち着いていて、
ひとり店の前に置いてある椅子に座り、休むことにした。
すると彼女と定員の会話が聞こえてきた。

 

G:「ネットで出会ったの」

 

と言っていた。定員はGさんに、

 

定員:「お似合いだよ。彼女はその気?」と言う。

 

彼女が照れている。

なんと、好感をもたれたようだ。

聞こえないふりをして、彼女たちの話をずっと聞いていた。
Gさんの前の彼女は、バンドマンだったようだ。
別れた後も、ライブに行っているらしいことをメールで聞いていた。
元彼女は多少のバイトをしていること、お酒が好きなこと。

Gさんは停職に就かない彼女に見切りをつけていることを定員と話していた。
だから、私に出会えたことを喜んでくれていた。
しかし、彼女の趣味に関して、私がどこまで理解してくれるのかと、不安もあると言っていた。

 

 

私も、あまりにも住む世界が違いすぎていて。
Gさんとは付き合うことは、できないと思った。

 

友達としても、おそらく長くは続かないだろう。
メールをしている間にも、彼女のこの趣味のことは、全く気付かなかった。
隠していたのかもしれない。
隠せたものだったのだろうか。
私が気付かなかっただけなのか。
彼女は賢い人だ。

もしかしたら、今もわざと私に聞こえるように話をしているのかもしれない。
私に選択肢を持たせてくれているのだろう。

 

 

 

結局1時間近くそこにいた後、一緒に百貨店を出た。

 

G:「さっきの定員さんを友達なの。Feelちゃんを見せたくって」

 

そう言っていた。

 

「教えてくれたら、定員さんの話に入ってたのに。何か言ってた?」

G:「いいのいいの。Feelちゃんみたいな子、いいなって言っていたよ。」

「いいって?でも写真写りも、ノリも悪すぎたよ。ごめんね、うまくついて行けなくて」

 

 

彼女は、私を大変盛り上げてくれた。

世の中の多くのビアンは、どれだけたくさんのビアンと出会っているのだろうか。
自分自身も含め、人と人とを比べることができるほど、
たくさんの人に出会い、自分の想いをはせることができる人を探しているのだろうか。

 

 

彼女も恋愛重視で、最初から”付き合えるか、付き合えないか”で判断してくれていたことはわかっていた。

 

自分の生き方とか、将来の話や制度の話にメールで触れてくるビアンはほとんどいなかった。
みんなワイドショーネタ、馴れ初め的なネタが大好きだった。

 

 

だから、彼女とのメールでは生き方や人生観の話ができて、私は会ってみようと思えたのだ。




つづく。



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