アシンメトリーの前髪は成功だとわかるまで日数が必要だった。

アシンメトリーの前髪は成功だとわかるまで日数が必要だった。

行きつけの美容院で髪を切ったのが1カ月前の話。

この美容院に、私は10年以上通っています。
私よりも10歳は年上であろう、イケメンなB型のお兄さんと、金髪美女のA型のお姉さん夫婦が数人のアシスタントと運営をしている美容院。
私が切ってもらうのは、いつもお兄さんで、この日もお兄さんに切ってもらったのでした。

 

兄:「ねえ。前髪、アシンメトリーにしてみる?」

 

アシンメトリーとは、右と左の長さが違うことなのだけど、いつもややそろっている私の前髪を、今回は左右違う長さにしてみたら?という話。

動きが出るとか、表情が出やすいとか、誰に得があるのかわからないアシンメトリーに関して良い効果をいくつか話され、いつもと少し雰囲気を変えたかった私は、その提案を迷いもなく快諾した。
切ってもらうと、前髪を見てなかなか良いものだと思ったのです。
さり気ないおしゃれで、少し誇らしくなり、嬉しくなってみたり。

 

 

しかしその夜、お風呂上りに前髪に違和感を抱くのです。

 

短い長さの方が、とことん短い。

お風呂に入りスタイリングが崩れたらしく、前髪が全体的に短くなってしまい。
その結果、短い長さの前髪が、とことん短くなってしまったのでした。

 

その短い前髪は、他の人から見ても同じ印象だったようで、翌朝家族に、

「その前髪どうしたの?自分で切ったの?」

という声をかけられのでした。

 

どうしたのって、自分で切ったわけではない、昨日完ぺきだった前髪を見せたじゃない。
美容院のお兄さんに切ってもらったのだよ。
切ってもらった昨日の時点では、あの感じ、良い感じで自分でも気に入っていた。
しかしお風呂上りにここまで髪が短くなってしまうことは、お兄さんも私も想像ができなくて、このように短い前髪になってしまったのだけれども・・・

 

という話を、家族にしたのだが、職場についた時にもこれと同じ質問をされるかもしれない。
職場の人たちにも同じことを聞かれ、同じ返答をするところを想像していると、次第に答えるのがめんどうになってしった頃に職場に着いた。

 

 

 

そして職場に着くと、案じていたよりも大きく話題にされてしまった。
方向性としては、「心配」されたのです。
「前髪を、なぜ自分で切ったの?切りすぎたの?」と。
誰も、美容院のお兄さんが切ったとは想像さえしていない。
私が切ったと思っている。

 

 

そこで思わず、「そうなんです。切りすぎました。」と私は答えた。
お兄さんに切ってもらったなんて、言えなかったです。

 

 

 

そして1カ月経った今、少し伸びた前髪を鏡で見ながら、「なかなかいい感じだ」と私は思っている。
うまく右側に髪が流れることで目の邪魔にならないし、自分で整えやすい。
今日も会議中に「あの時はびっくりしたけれども、伸びたらいい感じになったね。自分で切ったとは思えないね。」と職場の人たちに言われたのだ。

 

言えやしない。言えやしない。
今更、実はお兄さんがアシンメトリーに切ってくれていたなんて、言えやしない。

あぁ。
お兄さんの手柄を、私は自分の手柄にしてしまった。

 




つづく。



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