独り身20代後半で海外旅行初心者だった頃

空気も光の温かさも、少し季節が春めいてきたように感じます。

このような季節感になると、体も動かしやすく、少し世界を冒険してみたい感情が沸いてきます。
もしかしたら、私が初めて海外旅行へ行った時がこの春めいた時期だったことと、何か関係があるのかもしれませんね。

飛行機に乗ったのは、それまで国内線の一度きり

私は社会人になってしばらくの間は、飛行機に1度しか乗ったことがなかったのです。
20数年間の人生で1回でした。
その1回は、正しく言うと1往復であったので、正確には「2回」といえるのかもしれません。
その貴重な2回の飛行機搭乗経験は、中学生の修学旅行で飛行機に乗るときでした。

当時の時期は秋。
季節風が吹いていたためか、当時に乗っていた国内線の飛行機は揺れ、私は大変怖かった思いしかありません。
その以前から苦手だったジェットコースターの乗り心地を想像したことも良くなかったのかもしれません。
足がつかないフワッとした感じが、何にも勝る怖さでした。

でも社会人になった頃に、自分が今まで出会ったことのない分野の様々な考え持つ人々に出会い、自分が海外旅行の経験がないことに多少の引け目を感じる時がありました。
早い人は幼いころから度々海外旅行の経験がある人もいますし、学生の頃に留学の経験がある人もいます。

「私は海外に行く用事がなかったのだ」
そう自分に言いきかせていましたが、でも心のどこかで私は海外に憧れていたのです。
空を飛ぶ飛行機を眺めては、「あの場所からはどのような風景が見えるのだろう」そう考えていました。

日本から出た先は、いったいどのような世界になっているのだろう。
自分で、ツアー旅行に参加してみることも考えました。
ツアー旅行を思いついたのは、自分が英語を話すことができなかったためです。

しかし、ツアーに参加するにしても、国やコースを選ばなければなりません。
私には、特に行きたい国もなく、特に見てみたい場所があったわけでもありません。
そのために、パスポートを新規に作成し、旅行会社にお金を支払う。
そのような手間とお金をかける行動をする価値があるのだろうか。

そう、考えるばかり。
結局は「行ってみたいな」と思いつくだけで、最後まで私の行動には結びつかなかったのでした。

目的が明確になったときに、行動はついてくる

そう考えているころ、ある一人の女性に出会いました。
彼女は出会って数週間後に、海外に行くと言い始めます。
海外旅行ではなく、数年間特定の国の特定の街に住所を登録し、住むことになると。

後々、彼女は私の恋人になる人だったのですが、私はこの時、彼女に会うために初めての海外旅行に出かけてみる決意をするのでした。
自分が英語を話すことができなくても、飛行機の乗り心地に苦手意識を持っていたとしても、海外旅行に一人で行ったことがなくても。
今まで思いつきのみで終わってしまっていたはずの思いが、「彼女に会う」という目的を持つだけで、急に世界が変わったように事が進み始めました。

彼女に会いに行くのは5月のゴールデンウィーク。
そのための準備は3月に入った頃、色とりどりの雛あられを食べながら、その国の『絵本特集の書籍』を眺めていたころに突然始まります。

 

20代後半の頃の話です。




つづく。



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