日常の一場面

桜の花を散らしたのは誰か。

彼女が帰った数時間後には、桜の花が驚くほど散っていた。

まるで、彼女が来るのを待っていたかのように、Peeさんが帰った後に、一気に桜が散った。

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”yjimage9J9XM0NM.jpg” name=”私FEEL”] 帰ったら、桜がほとんど散っていてびっくりしました。
危機一髪というか、ホント袈裟がギリギリだった。 [/speech_bubble]

 

 

そういう私に、

 

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”chiwawa.png” name=”彼女のPee”] FEELが一度家に戻ったときに、川原から桜を眺めていたらね、どこからかおじいさんがやってきて、桜の木をゆさゆさゆすってたの。
そうしたら、わさーって、桜が散っていてね。
あのおじいさんが、1本ずつ木をゆすっていったのかな。 [/speech_bubble]

 

 

と、通りすがりのおじいさんの話をしてくれました。

 

 

[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”yjimage9J9XM0NM.jpg” name=”私FEEL”] ゆするなんて、酷い― [/speech_bubble]

 

 

 

おじいさん、酷いですよねー。せっかくの桜に、そんな可愛い悪さをするなんて。

 

と、その時は話をしていたのですが、
ほとんど花のない桜を見ながら、ふと思う。

 

 

Peeさんのいうおじいさんは、実在するおじいさんだったのだろうか。

 

 

もしかしたら、
桜の木は、風にゆすられて、花が散ったのだろうか。
「風」という「おじいさん」が、私の知らない間に、
1本1本、桜の木をゆすって、去っていったのかもしれない。

 

そう考えると、少しロマンチックな感じがした。

 

それとも、桜が花を落とそうと思って、花が落ちたのだろうか。
「あそこに花びらを落とすぞ!」なんて思いつつ、落としていったのだろうか。

 

 

いったい、桜にとって花を落とすタイミングはどんな時なんだろう。
私たちの心は、桜のスピードについていくことができず、
散っている様子を見ていると、少し悲しく、切ない思いがする。

 

 

枝からは、既に緑の葉が目を出している。

あぁ。

 

すぐに、暑い夏が来る。





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