私の過去

私たちの出会いは掲示板からだった。

これから書くことは、7年くらい前の話です。

 

もしインターネット上にあの掲示板がなかったら、私はPeeさんと出会うことはなかったと思う。
いくら世間は狭いと思う日本であっても、住んでいるところも仕事も違えば、出会うはずのない人はたくさんいる。
だって、人口が1億2,600万人。

 

彼女も、本当は出会うはずのない人の一人だったのかもしれない。

 

あの日掲示板を見ていた私は、彼女の投稿に、特に惹かれた言葉があった。
それは、『本が好き(作ること)』と『海外旅行が好き』という言葉。

本が好き、はよく聞くけれど、『本を作ることが好き』なんて、聞かないじゃない。

あと、あの頃の私は20代後半だったのだけれども、まだ海外旅行に行ったことが無かったのだ。


大学の卒業旅行で行かなかったの?とよく聞かれたけど、その頃の私は国家試験に向けて勉強をしていたので、旅行どころじゃなかったのでした。

せっかく高い学費を出してもらって大学に来て、最後に、国家試験に落ちでもしたら申し訳ないと、親に対して思った。
どうしても受かりたかったという思いもあったし、友達にも、誰も『海外旅行に行こう!』と言ってくれる人がいなかったこともある。
一人で海外に行くほど、行きたかったわけじゃなかったから。

 

だから、海外旅行が好きだという彼女と仲良くなれば、一緒に連れて行ってもらえるかもしれないと思った。

初めて彼女に送ったメールは、そんな私の下心満載のモノだった。
それまで何十人とその掲示板でメールして、出会って、サヨナラしてを繰り返していた私。

Lのお話の一覧 【1】レズビアンという同性愛者として出会いを求めて Hさん:26/フェムネコ/恋人同棲/普通体系/フリーター 【2】...

 

彼女が、掲示板から送る最後のメール相手だといいな、そう思ったことはよく覚えている。
新しい人にメールを送るたびに、そう考えていた。

送るたびに。

でもこの時のメールが、本当に掲示板から送る最後のメール相手になった。

 

これがPeeさんとの、最初の出会い。








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