日常の一場面

突然Peeさんが私の親戚デビューすることになって。

今私には、3つの家があります。
そのうち1つは無人、要は空き家になっていて、でも母が数日おきに行き、窓を開けて、空気の入れ替えをしている感じ。

その家が私の実家から適度な距離で離れていることと、ニュータウンにある家ということで、Peeさんが気に入り、長期の休みを取って、私と2人滞在することになりました。

 

この家は、10月に亡くなった母方の祖母の家でした。
なので家に入ったらまずお仏壇へ。

チンチン~

おばあちゃん、お邪魔します。
お邪魔します。

この時はすでに納骨していましたが、数カ月前まで、ここに骨があったんです。
そして、
※この場所でね、こうなって亡くなってたの。
※そっかぁ、気の毒だったね・・・南無南無。

とりあえず、亡くなっていた現場のご紹介。

その日、私の父と母も買い物をしておばあちゃんの家に寄る予定でしたが、先に訪問した母親の弟さん夫婦が、亡くなっていたおばあちゃんを見つけました。
見つけたときは既に亡くなっていて、病院によると、見つけたのは死後1時間後くらいだったそう。
少し絨毯がよれていたくらいで、あとはとても綺麗な死に方だったみたいです。

※見つかった時間が、亡くなってから結構早かったんだよね。

あと、おばあちゃんはひとり暮らしだったので、孤独死扱いになり、後処理は警察が来たりなんだかんだ大変でした。

というわけで、床に死体痕的な染みもないし、当時引いてあった絨毯はがされて新品に変えられているし、全然住める普通の家。
Peeさんは早速、現場でお昼寝をしていました。

 

翌日2人で朝寝坊していると、急に電話がかかってきました。
私の母からです。

※アリスちゃんが、明後日おばあちゃん家に行くって言ってるんだけど、行っても大丈夫?

アリスちゃんは、私のいとこです。
ここから車で4時間くらいの所に住んでいて、今回はおばあちゃんの家に寄って、お仏壇に手を合わせたいそうでした。

とりあえずお仏壇は動かすことができないので、承諾。
Peeさんが私の親戚に、突然会うことが決まりました。

Peeさんが嫌がるかなと思ったのですが、案の定、全然物おじしないPeeさん。
さすが誰も住んでいない&私の父の名義の家と知っているので、すでに自分の家のような馴染みよう。

私ならば、ちょっとドキドキして、その晩眠れないかな。

 

当日は、Peeさんのお仕事関係のモノを広げていたので、2人で早めに起きてお掃除。
そして、
ピンポーン。

アリスちゃんご夫婦到着。

私、未だにアリスちゃんが何の仕事しているのか知らないんですよね。。。
前に聞いたけど、上手く理解できなくて。
何かの派遣の事務員をしていると言っていた。

彼女の見た目と雰囲気は、昔の金髪ヤンキー+夜の仕事の身のこなし。
年齢は、もう40歳を超えてます。
大人しくて、背の高い細身の旦那さんは、自営業をしていて社長なのだとか。

彼女は10代の時に家を出て行ってバツイチ、今の旦那さんは2人目です。
きっといろいろな苦労をされているんだと思います。

この2人が、Peeさんと初めて会いました。
※初めまして~

すると、そこへ私の母と、母の弟(私にとって叔父さん)が登場。
急に親族が集まってしまいました。

※ヒエー

母と叔父さんは、いろいろ食べ物を持ってきていました。
そして、みんなで一緒に食卓を囲むことになりました。

私の母と、アリスちゃんが準備しようと動きます。
※おばちゃんやるよ~

その時でした。
※何かお手伝いしましょうか?
Peeさんが、率先してお手伝いをしようとしています。

※え!?お客さんなんだから座って、座って!

と2人に言われながらも、一緒にキッチンの方に行く3人。

私と、叔父さんとお兄さん?旦那さん?の3人は取り残され、3人で黙ってTVを見ていました。
その間、私の心は複雑です。
※うず図

だって私、母とPeeさんと3人でロクに話をしたことが無いのです。
よく話をしても、最長5分。

Peeさんはよく私の実家へ(本家の隣に、離れの家があります)泊りに来ていたので、短時間の会話は何度もしています。

※お邪魔します
※お土産ありがとうございます

とか、

※ありがとうございました
※いえいえお構いもしませんで

そのPeeさんお母さんが話している時は、私は無言。
終始無言。

※FEELはお母さんを目の前にすると口数が減るよね。

減るんじゃないです、普段がそうなんです。
※口数、元から少ないんですよ?
だって・・・何を話したらいいか、わからないじゃないですか?
私が、何を言えように。

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そして食卓をみんなで囲んでいる時にも、Peeさんがよくしゃべってくれるんです。
※僕、〇〇出身なんです
※私、前〇〇あたりに住んでたんですよ~!〇〇って、こんな特徴ありますよね~

旦那さんが言った言葉に対して、

※あ~あるある~

つかみがバッチリでした。
アリスちゃんも旦那さんも、おじさんも、私の母も、みんなで笑いながらお話。
途中で気づきましたが、上手くアリスちゃんの旦那さんの話が立つように、Peeさんが話を持って行っているんです。

※だって彼、聞いたらめっちゃしゃべってくれるんだもん。

すごくにぎやかな時間はあっという間に過ぎ、叔父さんとアリスちゃん夫婦は去っていきました。
別れ際に、なぜか握手して別れるまでに仲良くなっていました。(またお会いしましょう)

※誰もPeeさんに名前は聞かなかったのにね 笑

残されたのは、Peeさんと私と、私の母の3人。
緊張の時間の始まり・・・かと思いきや、私の母が、Peeさんに何か自然に話しかけていました。
Peeさんも自然に返します。

そしてPeeさんが時々私に話を振りながら、3人でおしゃべり。

※なんか・・・これって、普通の会話だな。

家族みたい。

なんだか、そう思いました。
そして、母は

※また是非是非、いつでもここに泊まってくださいね。
本当にいつでも来てくださいね。

母が人に対してそこまで歓迎するなんて、とても珍しいことなんです。

※私の家って、親も固い仕事をいていたので、そんなににぎやかな一家ではなんですよね。
※でもその日は本当ににぎやかで。
そりゃ、アリスちゃん一家もいたからなんですけど。
アリスちゃん一家も今まで何度も会っているけど、でもまぁ、そんなににぎやかな一家でもない普通だから。

だから私の母としては、おばあちゃんが亡くなって主がいなくなった家に、ああやってみんなの笑い声が溢れたことが、本当に嬉しかったんだと思う。
それは母の言葉だけれども、きっとおばあちゃんの言葉でもあると思ったのでした。

 

突然Peeさんが私の親戚デビューすることになって、初めは驚きました。

でも、結果オーライ。
素敵な親族になったと思います。





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