FEELです。
今回は大学教員のオープンな公募採用試験について、

- 採用に応募したけれども連絡がこない
- 面接の連絡がきたけれども、結果通知がない
- 面接から選考期間はどれくらいかかるのだろう
経験をもとに、こんな悩みを改善できる記事を書いてみたので、良かったら参考にしてくださいね。
大学教員の専任系教員の採用試験【合格者の流れ】とは?


まずは、大学教員教員の採用試験の流れについてでですが、応募者としては、
- 公募に応募する(0日目)
- 面接の連絡を受ける(2週間後)
- 面接を受ける(3週間後)
- 合否内示の連絡がくる(面接の当日~翌日)
- 採用される
という流れになります。
そう思われた方もいると思いますが、そうです合格者のルートは早いです。
- 不合格者の流れはコチラです。
- 公募に応募する(0日目)
- 面接の連絡を待つ(2週間後)
- 引き続き面接の連絡を待ち続ける(3週間後)
- ダメだったのかな?と不安になる(1か月後)
- お祈り文章と共に、応募書類が返送されてくる(2か月後)
もちろん大学によって日数がかかる、かからないありますが、今回は目安ということでご紹介しますね。
採用試験中の大学の内情とは?


では、採用試験中の大学のでは、どのような手順で採用選考が進んでいるのまとめます。
①:応募書類が大学に到着
応募書類が大学に到着すると、採用担当の教員がまずは書類に目を通します。
- 全ての教員が、応募書類を見るわけではない
- 最終学歴、受賞歴、研究・論文などを見られる
- 教員経験の有無、会議や雑務を引き受ける実務能力はある人間か
などの面を見られます。
最近の大学では、人件費節減傾向のため助手がいない学科が多いため、教員が雑務をしている場合が多いです。
- 重要な大学教員の仕事
大学教員の仕事内容としては、重要性が高いものから順に、
- 学生への教育指導
- 会議、委員会活動
- 高校訪問による学生集客
- 自信の研究
という形で、教授会や学科会議、委員会活動などの大学運営にかかわる雑務も引き受けて仕事をする、事務能力が高い教員が求められているので、注意してください。
当て馬疑惑はあるのか?
応募する人が一番気になっているであろう、当て馬。
【当て馬とは】
相手の様子をうかがうために仮の人を出すことや、その人のこと。
つまり、既に合格者はAさんだと内部で決まっているにもかかわらず、競合性を担保するために公募をかけ、人を集めていのではないか。
大学教員の採用試験には、そんな疑惑がいつもつきものですが、現代では当て馬行為はほぼ無いでしょう。
なぜなら、
気に入った教員を一本釣りする大学が増えた
公募しなくても、堂々と教員を採用する私大が増えているために、無理に当て馬する必要がないのです。
もしこの現代に当て馬するような大学であれば、それは反対に採用されず良かったかもしれませんよ。
なぜなら、
- 仕事をしない年配教員の雑用や、すさんだ事務分掌体制
- 2000年代とは思えないパワハラ、セクハラ発言の乱用
- ITリテラシーのない設備の数々
おそらく、教員ではなく「雑用講師」を探しているモノと想像されますね。
②面接の連絡は2週間以内にある
面接の連絡は、以下の手順で行われます。
- 書類選考から、候補者を選ぶ
- 学科会議にて、学科の承認を受ける
- 面接日を決める
ポイントは【学科会議】です。
【学科会議】とは、大体金曜の午後に行われる学科の、講師、准教授、教授が集まる会議のこと
この場で、面談に呼ぶ人の承認を得ます。



基本的に学科会議は月1ですが、たまに臨時的に行われることもあるので頻度は大学それぞれですね。
面接の日が都合が悪い場合どうする?
急に面接の連絡がくるのですが、面接日は、
- 平日の午後
- 土日
- オンライン
様々です。これには、
教員たちの都合の良い日を選んでいる
という事情がありますが、もちろん応募者の都合もあるはずなので、都合が悪いのであれば調整を依頼してOKです。
選ばれなかったのに連絡が無いのはなぜ?
「面接に呼ばれないのであれば、その連絡をくれてもいいのに・・・」と思うかもしれませんが、連絡をしてしまうと、
- 採用候補者が知られることになるかもしれない
- 応募者同士の足の引っ張り合いになるかもしれない
- 大学側に何らかの事情が起き、候補者の選考がやり直しになる可能性もある
要は何かあったときの保険のために、連絡はもらえません。
採用候補者に選ばれないときの連絡はいつ来る?
採用候補に選ばれなかった時の連絡は、採用候補者の正式な公表が行われてからになるので、
- 8月公募であれば、11月の終わり
- 10月公募であれば、12月の終わり
- 1月公募であれば、3月の終わり
応募1~2週間後に面接の連絡が無いことが分かった時点で、気持ちを切り替えて次の応募に取り掛かることをオススメします。
③面接を受ける
面接では、教育者として採用できる人物かどうかが判断されます。
- 資料を作成して模擬授業
- 教員からの質問に答える
- 現代の学生についての考え
- 雑務能力の有無
- コミュニケーション能力
事前にお題を与えられるので、それに関する資料を作成して模擬授業を行う場合が多いです。
④合格であれば、その日に電話あり
面接の合格連絡は、とにかく早いです。
- その場で告げられた
- 面接帰りの電車の中で受けた
- 夜24時くらいに電話があった
良い人材は早めに確保したいですし、引継ぎ、引っ越し準備、現在の仕事の整理など、さまざまな準備があるために合格連絡は早いです。
例えば、現在既に別の大学で教員をしている場合だってありますよね。
すると、既に12月には半数程度の入試は終わり、来年度の教員の事務分掌も詰め終わっているはずです。
在籍中の大学に迷惑をかけないためにも、早めに断りを伝えて欲しい、そういう意図もありますよね。
⑤大学教員に採用された後、きっと気になることまとめ


大学教員に採用された後に気になることを以下、少しまとめます。
給料はいつわかる?
肝心の給料は、面接時には話が出ません。なぜなら、学歴次第で給料の計算方法が変わり、面接官にその計算ができる人がいないからです。
給料がわかるのは、
「自分の専門ではないから」という理由で書いていない仕事があれば書きましょう。
なぜなら、社会経験があるのと、全く無職状態とでは、年収が300万円ほどの差が出る場合があります。
大学院の卒業時期や、無職期間に違いがあれば呼び出されますので注意してください。
この時点で、3月上旬です。
これでは将来が不安で仕事を切ることも、家も借りることができません。
聞けば、給料や福利厚生を教えてくれるもの
給料は将来ビジョンの設定にも必要なことなので、問い合わせればある程度は教えてもらえます。
- やり取りしている教員
- 採用担当者 など
ストレスになる前に、サクサク聞いておきましょう。ただし、
福利厚生を自分で見つける方法
早めに知って応募したい、そんな場合はネットで検索する方法もあります。
「大学名」「就業規則」「服務規則」「職員」
で検索すると、国公立はもちろん、有名大学や公表性の高い大学は情報を公開している場合が多いので、チェックしてみてください。
ゼミ室、研究室の有無は?
ゼミ室や研究室の有無は、面接時に聞いてOKです。
ただ実際の見学は採用後になるので、それまでお楽しみですね。
採用決定後に大学に行くことはある?
引継ぎが必要な場合が大半だと思うので、最低1回は大学に行くことになります。
- 人事との契約
- 授業内容の引継ぎ
- 担当授業の調整
- 学生情報の引継ぎ などなど
やることはたくさんあります。
そして、新年度が始まる1週間前、3月の最終週には研究室に自分の持ち物を運び込む運びだと思います。
まとめ:大学教員の採用面接の結果は「当日」、連絡方法は電話


ということで、大学教員の採用面接の結果は「当日」に連絡が来る場合が多いです。
これはもちろん大学によって事情は変わりますが、連絡が無い場合は、残念ですが次の応募に邁進しましょう。
そもそも、採用されるための条件は確認されていますか?
残念ながら、どこの大学でもよいので応募すればよい、というわけではありませんよね。
良かったら、次の合格へ向けて参考にしてくださいね。
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